静かに笑ってしまおう

30になった途端に関ジャニ∞に心つかまれたド新規エイターのブログ。エイトの事も、それ以外も。

すばるくんへ

2018年4月15日、日曜日。

その日、私は外仕事で、イベントの準備をしている時にメールを受け取った。

メールを見てからは気が気じゃなくて、でも仕事をしないといけないから何食わぬ顔で対応していた。

11時ちょうどに携帯を見ることが出来なくて、20分くらい過ぎた後に、隙を見て携帯を開いた。

メールが届いた時に「マジか」と思った感情は「嘘でしょ…」に変わった。

 

会社の人は、私がエイターだということが何となく伝わっているので、その後1時間くらい経った後に事を知った後輩から「大丈夫ですか?」と言われた。

そして、会見の動画を見せてくれた。

言っても一応仕事中だから食い入るように見ることは出来なくて、何となく大枠を見ていた感じだった。

 

持ち場を離れてトイレに行く道路沿いで、桜が満開だった。

こんな気持ちで見る桜は初めてだった。

 

仕事終了後、家に帰る途中の車の中で「すばるくん」とつぶやいてみた。

泣きそうだった。

帰って、家族に報告して、よくわからない慰め方をされて。

会見を見て、またよくわからない感情になって、でもこのままだと私はエイトの曲が聞けなくなると思って、あえてエイトの曲を流した。自分の心を底に持っていくために、あえて「今」と「青春のすべて」を聞いた。

泣いた。曲を聴いて泣く事なんてほぼゼロに近いのに、普通に泣いた。

 

次の日、月曜日、テレビはすばるくんだらけで、会社のお昼の話題も「大丈夫ですか?」から入るすばるくんの話だった。

でも、エイターの私とそうでない会社の人との温度差は結構なもので、私は笑ってやり過ごすしかなかった。でも、それでいいやと思った。ここでは深刻になれないし、なりたくもなかった。

 

さらに次の火曜日、私は「泥棒役者」を観るために東京に行った。何というタイミングでの東京行きなんだろうと思った。

そして、この鉛のような気持ちを持って、私はどういう面持ちでグローブ座に向かえばいいのだろう、と思いながらも、グローブ座に向かっていた。

おこがましいかもしれないけど、丸ちゃんの気持ちを思うと、やり切れなかった。

それでもやっぱり丸ちゃんはプロで、私は舞台中ずっと笑っていられた。丸山隆平という人を好きになって、本当に良かったと心の底から思った。

 

会見をエイトみんなで(安田くんは残念だったけど)やってくれたことは本当にありがたいと思ったし、そんな関ジャニ∞を誇りに思った。そんな人たちを好きになれたことが嬉しかった。

次の日、水曜日、エイターのお友達と会っていろいろ話をした。見届けよう、見守ろうって話をした。

 

 

 

あれから、月日は流れて。

すばるくんは普通にテレビに出てて、関ジャニ∞は7人で。だからこそ私は迎えなければならない現実を忘れていた。

いや、忘れてはいなかったんだな。忘れたふりをしていた。というか、考えないようにしていた。

それでも彼がグループを離れる日が来ることは心のどこかでわかっていて、ジワジワと自分でも気付かないうちに心の中を侵食していた。

もうすぐ7月がやってくる。

ここ2、3日で「渋谷すばる最後の~」というフレーズを嫌というほど見せられている。

あぁ、やっぱり嘘じゃないんだ。私、嘘だといいなぁってずっと思ってたんだよ。すばるくんがあまりにも普通にいるから、嘘なんじゃないかなと思ってたんだよ。思いたかったんだよ。

 

私にとってすばるくんは「怖い人」だった。

アンチジャニーズだった私は、関ジャニ∞なんて嫌いだった。うるさいし、面白くないし、ぎゃーぎゃーふざけてるだけだし。

すばるくんって人は、すごく気分屋で、気に入らないことあると露骨に態度に出るって聞くし。

彼が笑っている所を見た事なんてなかった。まあ当然だよね。だって関ジャニ∞自体を私は見もしなかったんだから。

何でもっと早く彼らの魅力に気付けなかったんだろうな、って思うことはたまにあるけど、でも後悔はしていない。出会い時ってあると思ってて、私にとって関ジャニ∞に出会うのは2014年のZIP!のぬ~べ~番宣の丸ちゃんだったんだなって思うから。

その時の私じゃなければ、彼らの魅力には気付けなかったんだって思う。

 

丸ちゃんから関ジャニ∞に入って、エイトのみんなを好きになった。

すばるくんを見るようになって「こんなに笑う人だったんだ」とか「こんなにおもしろい人だったんだ」とか「こんなに音楽に対して熱い人だったんだ」とか180°ひっくり返されることがたくさんあった。

すばるくんが笑うと、うれしい。

そう思うようになった。

 

コンサートでもその思いは顕著で、私はとにかくすばるくんが笑ってるのがすごく好きだった。(丸ちゃんは特別枠)

リサイタルで、近くですばるくんを見られた時、感動したよ。あぁ、すばるくんだー…って何か感無量だった。

 

でももう、笑っているすばるくんと同じ空間にいることが出来ない。

去年の東京ドームが、すばるくんに会える最後だったなんて、誰が予想しただろう。

 

今回のツアーに参加しないってのも、私は納得いってなくて。

ラジオでのすばるくんの言葉を聞いても尚、その思いは消えない。そっちの都合もわかるけれども、納得は出来なかった。

最後に、「バイバイ」って言いたかったな。ってか、言わせる機会をエイターに作って欲しかったなって思う。私がすばるくんのファンだったら、本当に悲しくてやってられない。

 

幸いなことに、9月の東京ドームに行くことが出来る。そこで、初めて6人の関ジャニ∞を生で見ることになる。

その時の気持ちを想像することは出来ないし、見当もつかないけど、でも私は見届けたいし、6人の関ジャニ∞を応援していこうと思っている。

 

ツアー初日の7月15日は、奇しくも私がすばるくんの発表を知った日と同じ業務をする日だってことが、こないだわかった。

3ヶ月、長いようですごく短かったと思う。

 

 

すばるくん、私は、関ジャニ∞を好きになって、すばるくんも好きになることが出来て本当に良かったです。ありがとうございました。

すばるくんの歌声、また聴きたいです。またすばるくんを見たいです。

だからどうか元気で、健康に、音楽を楽しんでください。

勝手なことばっか書いたけど、これが今の私の気持ちです。